灯り

Beaver からいただいたコメントを読んで、
私もアメリカへホームステイした時のことを思い出しました。


私がホームステイしたのは、
ワシントン州のリパブリックという、
山の上の田舎町でした。

シアトル空港から1時間飛行機に乗り、車で6時間。
永遠に続いていくような真っすぐな道と、
そこに広がる小麦畑に、
アメリカという大地の大きさを感じました。


5年前の夏のことです。


町には小さなスーパーが1件。
娯楽もないようなところでしたが、
出会う人みんな、あったかい人ばかりでした。

アメリカはなんとなく、
ジャンクな食生活というイメージがあったのに、
毎日、庭で採れたフレッシュな野菜と、
シカのお肉を使った肉料理。

これは自分たちで狩りをしたもの。
1年分がフリーザーに収まっています。

大地を耕し、
動物たちはかけがえのない家族の様でもあり、
自分たちの生活を支える収入源でもある。

牧場でもなく、農夫でもないパパやママが、
あたり前のように営んでいる毎日に、

人間として大地で生きる、
姿を見た思いでした。


家の周りには街灯もなく、
夜は真っ暗です。

車のヘッドライトが照らすもの以外は、
なにも見えないなんて体験も初めてでした。

そして家の中も、
夜6時、7時くらいまでは人の出入りもあり、
明るいのですが、その後は家族だけ。

家族だけの時間はとても大切。

照明はほとんど付けないので、
家の中も暗いのです。


日記を付けようにも、
暗過ぎて文字が書けない。

こんな体験も初めて。

日記は昼間に付け、
毎日静かな夜を送っていました。



暗くなったら体を休め、
日が昇ると共に仕事を始める。



働き者のパパと、優しいママ。
“灯り”が記憶を鮮やかに思い出させてくれました。







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2013-02-07(Thu)
 

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日本では冬山に登ると体験できます。
月の光がとても明るいことに気が付きます。
雪山では、月の光が雪に反射して、さらに周りを明るく照らします。
曇っていると漆黒の闇。
何かに飲み込まれるような恐怖感があった気がする。
そんな中、懐中電灯のほんの少しの明かりとコンロのちょっとした火が、至福の時を演出してくれていた。

なんてね。ちょっと気取り過ぎ(爆)。
2013-02-07 18:16 | カール | URL   [ 編集 ]

都会では味わえない、自然が教えてくれる世界ですね。
そんな世界感に出会うチャンスを、カールはきっと持ち続けているのですね。いや~素敵だわ。

2013-02-07 23:38 | じんこ | URL   [ 編集 ]

ははは。
自ら体験し、心に深く印象づけられたことは、そう簡単に忘れないだけですよ。
きっと、じんこも晴れた日に夜空を見上げていたら、闇と車のライトの印象だけではなかったかもね。
ところで、中央自動車道を夜中に大月方面から都心に向って走っていると、進行方向が白々と明るく見える擬似の夜明けを体験できる。そして、都会がつくづく明かり過ぎやしないかとふと考えてしまう。
もし、機会があったら、気にしてみて。
2013-02-08 02:12 | カール | URL   [ 編集 ]

プロフィール

じんこ

Author:じんこ
ヒッポファミリークラブ東長崎(東京豊島区)木曜日を主催するフェロウ。
趣味は多言語と模様替え。
明治や昭和初期の家具たちが持っている存在感を愛おしみながら、その力を借りて家族5人、67㎡という決して広くないマンション生活を、流れる多言語と模様替えによって豊かにしています。

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