受け入れ

今までどれくらいの人を受け入れしたかな~。
一番最初はフランスの方でした。

韓国、中国、台湾、香港、
イタリア、ロシア、アメリカ、
インドネシア、マレーシア、メキシコ、
ドイツ、ルクセンブルグ・・・

30人くらいは受け入れましたね。
1泊から一番長くて8カ月。

我が家は、はじめは1人だった娘が、
2人目、3人目と増えていきましたが、

子どもたちは小さい時から、
受け入れが決まると『家族が増えるね』と、
嬉しそうでした。

家族は何人増えても嬉しいんだ。。。

ゲストではなく家族なんだな~。
子どもたちの振る舞いを見て、
いつも温かい気持ちになっていました。


でも私は、最初からwelcomeな人だった訳ではありません。


ヒッポに出会った時は、
受け入れしてみたいなんて気持ちも、
どこかの国へ行きたいなんて気持ちも、
みじんもありませんでしたから。


変わるものですね。


ほとんどがはずみでやってしまった。
と云ってもいいくらい、
きっかけは誰かからもらっているものです。


きゃ~無理無理!と自分で高い壁をこしらえて、
やってる人は特別な人々。。。なんて思っていましたが、

あれ?

気が付いたらそんな壁はなく、
私に変わりもなし。


失敗した苦い体験もありますが、
家族って何だろう?
お母さんてなんだろう?
という問いがいつも私の中にありました。

家族だけでいたら、
何があっても、何がなくても、
家族は家族なので、
そんなことは考えなかったでしょうね。


先日、電車の中で娘からの手紙と、
マンスリーレポートを読んでいました。

何度も読んでいるのにね。
なんとなく乗車時間が長かったので、
1枚目から改めて読んでいたのです。


アメリカでの学校生活が始まって、
歴史の授業がわからな過ぎて、
はぁ~ってなってる時、
ママが作ってくれるランチボックスの中に、

Keep smiling and laughing
you are such enjoy to be around.


という手紙が入っていたんだよ。
そ~だよ。何事も楽しまなきゃ。
その日から失敗を恐れなくなりました。

ママは私を支えてくる存在です。



兄弟たちとのやり取りの中で、
自分の意思をつき通せないもどかしさ、
も~なんで!!って泣きだした出来事。


楽しさの中にも、そんな瞬間は
たくさんあるのでしょう。


買い物から帰ったパパに、
妹たちが『hinata was cry』と云ったら、
こらえていた涙がまたあふれ出した。
パパは私を抱きしめて『We love you』
と云ってくれました。

嬉しくてまた泣きました。




電車の中なのに、
私も泣きました。。。

それはちっぽけな想像力と、ちっぽけな自分に、
なんとなくチクっときたんだと思います。

私ならどうしてたかな・・・

どうしてそんなことになったの?
誰が何をしたの?
何を云ったの?
どうすれば良かったの?

こんなこと云ってたかな。。。

パパは誰も責めていなければ、
またか、なんて呆れてもいない。




パパは私をオープンカーでドライブに連れ出し、
私の大好きなシンガーの曲を、ガンガンかけてくれました。

一番のお気に入りの曲を、2人で熱唱したら、
I was so happy!気持ちが晴ればれしました。





私はこれを読みながら、
4年前の受け入れを思い出していました。

その受け入れは内閣府から依頼された、
ヨーロッパの高校生を短期留学で
受け入れるプログラムでした。

我が家にはルクセンブルグから
17歳の男の子がやって来ました。

ルクセンブルグは神奈川県くらいの大きさの、
小さな国です。いろんな国に囲まれているので、
ルクセンブルグの人は、ルクセンブルグ語、
ドイツ語、フランス語、英語、と4つのことばが話せます。

環境にあることばが話せるようになる。
その通りなんだな~とつくづく思いました。

彼は日本のアニメが大好き。
アニメのおかげで、日本語もベラベラ。

日本の高校に4カ月通いながら、
私たちとの生活をスタートさせたわけですが、

手もかからない、文句も云わない、
困らせるようなことは、何もありませんでした。

でも毎日時間通りに帰宅し、
部活をやるでもなく、
友だちと遊ぶでもなく、
大好きな少年ジャンプを読み、
自分が持って来たパソコンでアニメを見て、
夜になると、ルクセンブルグのママとスカイプで話す。

これって自分の国にいても出来ること。
一体何をしに日本に来たのだろう・・・


私はそんな思いを募らせていきました。


何度となく彼とも話しましたが、
帰国まで変わることはありませんでした。


私はこれまで、たくさんの青少年たちが、
ホームステイでやり切ってくる姿に感動したり、
高校生の留学が、決して語学留学ではない、
ゼロから自分と向き合い、
生き直してくるかのような体験を聞いていたから、
彼と誰かを比べていたのかもしれません。



あの時は精一杯頑張ったけど、
4年も経って、私が出来たことは、
もう少しあったのかもしれない。。。

そんなことを思いました。



会ったことのないホストファミリー。
遠く離れた娘の家族。


娘が送ってくる手紙と、
マンスリーレポートから、

私はどれだけのことを、
学ぶのだろう。。。









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2012-12-04(Tue)
 

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本当に 誰かから学ぶことって、いっぱいあるよね。
私、本当はもっともっとできることあった、
と後で思うこと、いっぱいあります。
その時は精いっぱいやったつもりなのに、
なんでそんな自分だったんだろう、と思うこと度々。
その最中には、自分は内側にいるから、
きっと外側から眺めてみる余裕なってないんだろうな。
でも、それはそれで、どっぷり!だから、可愛い。
なんか、人間らしいよね。
2012-12-05 11:37 | Beaver | URL   [ 編集 ]

私もいつも自分の小ささに驚くばかり。。。
でもハッとする瞬間があるって、変化していけるってことなのかな。
いろんなところが衰えてきていますが、心がしなやかでありたいって思います。
出会いは大切だね。自分を映してくれるから。。。
2012-12-05 22:26 | じんこ | URL   [ 編集 ]

プロフィール

じんこ

Author:じんこ
ヒッポファミリークラブ東長崎(東京豊島区)木曜日を主催するフェロウ。
趣味は多言語と模様替え。
明治や昭和初期の家具たちが持っている存在感を愛おしみながら、その力を借りて家族5人、67㎡という決して広くないマンション生活を、流れる多言語と模様替えによって豊かにしています。

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