出発 ~その1~

8月11日土曜日 成田空港に向かう朝。


これは私の愛用しているブルーのつばめノート。
いつも持ち歩けるように、サイズはB5です。

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中は、気になる行ってみたいお店や、
行ったことのあるお店がメモしてあります。

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娘に赤のつばめノートを渡そうと思いました。
自分の感情をことばにほどいて欲しい・・・そんな思いを込めて。
1ページ目は私からのメッセージ。

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もう手も声も届かないところへ行くんだな。
書いていたら、自然に涙があふれて来ました。

寂しいという感情ではない。
心配という思いでもない。

赤ちゃんは丸裸で生まれて、
自分を守るすべも持たず、
ただ本能で“生きる”というスタートを切ります。

16歳になった娘を送り出すのに、
なぜかアメリカで生まれる赤ちゃん。。。

そんなふうに思うのです。

ママに愛されるかな。
パパに愛されるかな。
妹や弟たちに愛されるかな。

娘を守ってくれるのは、
今日から私たち家族ではなく、
アメリカのこれから出会う家族。




先日、仲間たちとSundayワークショップに参加しました。
出発直前でやらなければならないこと、
やっておきたいことがいっぱいの中、
彼女が選んだ選択でした。

帰り道にみんなと食事をして帰りました。

彼女は終始疲れた顔をし、
口数も少なく過ごしていました。
みんなはそんな様子を察して、

きっと疲れてるんだろう。
今日来て偉かったね。

優しい空気がそこには流れていました。
ありがたかったです。

ことばを掛けるべきか、
黙ってみんなの様に今日は偉かったね。
そう思うか・・・私の中で葛藤がありました。

帰宅してから彼女に聞きました。
「今日はどうしたの?」
「・・・」

彼女は無言でした。

わかっています。
合宿明けで疲れている事。
それでもがんばって人に会いに行ったこと。


でもこれからあなたを待ってる道は、
察してくれたり、わかってくれる人は、
もういないんだよ。


『ことばで伝えなかったら何も伝わらないんだよ。
 そんな世界にあなたはこれから向かうんだよ』


気づいたらポロポロ泣きながら娘に云っていました。
これが最後に伝えたことだったのかな。。。



つづく





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2012-08-14(Tue)
 

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プロフィール

じんこ

Author:じんこ
ヒッポファミリークラブ東長崎(東京豊島区)木曜日を主催するフェロウ。
趣味は多言語と模様替え。
明治や昭和初期の家具たちが持っている存在感を愛おしみながら、その力を借りて家族5人、67㎡という決して広くないマンション生活を、流れる多言語と模様替えによって豊かにしています。

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